防炎加工の効果が持続する期間
クリーニング店による防炎加工は、染み込ませた薬剤をお品物に残すことにより、防炎性能を付与します。
クリーニング店の定番オプションメニューである撥水加工などと同じ理屈です。
そのため、理屈上は次のクリーニングで薬剤が洗い流されるまでは効果が持続します。
基本的に洗わなければ効果を失うことはないということです。
再加工が不必要なわけではありません
とはいえ、一度防炎加工すれば、その後はしなくてよいかというとそうではありません。
長年クリーニングせずに放置しておくと、このような事態が考えられます。
不純物の付着
- ホコリ
- チリ
- 汚れ
クリーニングしないと、時間の経過とともにこれらの物質が付着することが十分考えられます。
管理、確認を行わなければ、これら以外の予想していなかった物質が付着することもあるでしょう。
生地自体が防炎加工されていても、これらが”もえぐさ”となり延焼を引き起こす可能性はゼロではありません。
湿気など
防炎加工されたお品物の使用環境よっては、湿気などの外的要因を強く受ける場合があります。
もしかしたら、雨など液体が直接付着するような環境で使われるかもしれません。
防炎加工剤は水溶液である場合も多いです。
そのため、使用環境によってはいつの間にか防炎性能が低下している可能性があるのです。
定期的に再加工してください
次のクリーニングまで防炎加工の効果を失わないというのは、あくまで理屈上のお話です。
- お品物以外の要因による延焼の可能性
- 使用環境による防炎性能低下の可能性
繰り返しになりますが、このような事態は十分考えられます。
そのため、定期的にクリーニングと防炎加工を施し、安全性を確保することをおススメしています。
宅配でも防炎加工を依頼できます。お問い合わせはこちらから。